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2008年12月12日(金) 07時01分

遼くんにご褒美!ヨネックス「社長賞」贈呈スポーツニッポン

 石川遼(17=パナソニック)が年内最後の試合となる日立3ツアーズ選手権(12日開幕、千葉・キングフィールズGC)に臨む。今季の活躍を称え、用具契約を結ぶヨネックスからは社長賞を贈られることも決定。大活躍の1年を勝利で締めくくるため、古閑美保(26=キリンビバレッジ)の“お誘い”も拒否し、トーナメント並みの真剣度で勝負にこだわる。

 高校生の石川が「社長賞」を手にした。ゴルフ界にヨネックスの存在を知らしめた功績から、同社の米山勉社長から贈られる栄誉。サラリーマンにとっての最高の賞が、この1年の活躍に対するご褒美だった。

 同社では顕著な活躍を見せた契約選手に、社長賞として金一封と賞状を贈っている。ゴルフならツアー優勝、テニスなら全日本選手権優勝などが対象。過去にはゴルフで米山みどり、テニスの森田あゆみやバドミントンの五輪代表選手らが受賞しており、今年は10月にツアー初優勝を飾った若林舞衣子、テニスで全日本選手権を制したクルム伊達公子らが石川とともに表彰される。

 ヨネックス、そして男子ツアーの看板選手として大活躍した08年。思わぬご褒美となったが、12日から始まる3つのツアーの対抗戦は、年内最後の試合ということもあり、気合十分だ。

 ルールミーティングで先月のテレビマッチで“求愛”された古閑美保と久々の再会。石川から「賞金女王おめでとうございまーす!」と歩み寄り、前回と同じキツネの形にした指をキスさせて「トゥットゥルー」のあいさつをした。「感動したあ!ポーズを覚えていてくれたのがうれしい」とアゲアゲになった古閑が「あしたもやってね」とおねだりすると「あしたはなしです」とあっさりと拒絶し、ほんわかムードを断ち切った。

 この日もシニア選手以外ではただ1人、18ホールを回って万全の状態を整えた。「どんな試合でもゴルフをやっている時はうまくなりたいと思ってやっている。いつも通りの雰囲気で1ショット1ショットを大切にしたい」。シーズン直後でお祭りムードが漂う対抗戦だが、“模範社員”は大マジだった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081212-00000039-spn-spo