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2008年12月12日(金) 02時54分

「不治の病直る」水販売 紀元会が17億円申告漏れ産経新聞

 長野県小諸市の宗教法人「紀元会」と同会の松井五十鈴・総裁代行(37)らが関東信越国税局などの税務調査を受け、平成19年までの5年間で約17億円の申告漏れを指摘されていたことが11日、分かった。同会は「不治の病も治る」などと信者に水を販売。その収益を「お布施」として処理し、課税対象から外していたという。

 関係者によると、同会は「(水の配布は)宗教行為で、非課税のはずだ」と主張し、異議申し立てをする方針という。

 同会をめぐっては、昨年9月に女性会員=当時(63)が多数の女性信者らに集団暴行を受けて死亡する事件が起き、松井代行の姉で創始者の娘、窪田康子被告(50)=控訴=らが傷害致死罪などで有罪判決を受けている。

 関係者によると、同会は「ガンも治る」などのふれこみで「紀元水」と呼ばれる水を配布するなどして、信者から15億円を超すお布施を募っていたが、これを同局は収益事業と判断。入金された口座を事実上管理していた松井代行の個人所得として処理し、税務申告すべきだと指摘したという。

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