記事登録
2008年12月12日(金) 00時00分

グーグル、GmailのSMS送信機能を米国で提供--携帯電話とのチャットが可能読売新聞

 Googleは、同社のウェブベース電子メールサービスから携帯電話にテキストメッセージを送るための「Gmail Labs」機能について、提供を再開した。同社では、同機能の提供としては2回目となる今回、問題が発生しないことを期待している。

 「数週間前、われわれが最初にこのサービスを開始したとき、いくつかの思わぬ障害に直面した。しかし、本日より、ユーザーはテキストメッセージでチャットができるようになる」と、GoogleのプロダクトマネージャーであるLeo Dirac氏は米国時間12月10日付のブログに記した。

 同機能が10月にわずかの間だけ披露された後、Googleは同機能を削除し、同機能を起動させても実際には完全に動作しないという問題の修正を始めた。修正は、Googleが当初予定していた2週間より少し長くかかったようだ。

 現在、同機能は米国のみで利用できる。利用するためには、まずGmail Labsで同機能を利用可能に設定する必要がある。それから、Gmail画面の左側にあるチャットボックスに電話番号を入力することで、SMSベースのチャットを開始することができる。

 このサービスからSMSメッセージを受信したユーザーには、市外局番406で始まる返信用電話番号が与えられる。

 それぞれペアとなったユーザーは固有の電話番号を使用する。メッセージを受信したユーザーは、特定のユーザーと将来やり取りするため、この市外局番406で始まる電話番号を保存しておくことが可能。

 ユーザーへの配慮としてDirac氏は、GmailからSMSメッセージを送信した場合、受信者側に金銭的な負担が生じる可能性があるので、十分に注意して利用することが必要と述べた。(CNET Japan)

関連記事 グーグル「Street View」、米国での対象地域が2倍に - 2008/12/11 18:15:01 グーグル、米国で「Google AdWords」の酒類広告制限を緩和 - 2008/12/11 15:31:01 グーグル、「Google Chrome」のベータ期間をまもなく終了か--米報道 - 2008/12/11 07:01:01 グーグル、「Book Search」で雑誌のオンライン提供を開始 - 2008/12/10 11:16:01 グーグル、Google Desktop用「Gmail」ガジェットをリリース - 2008/12/03 10:54:01

http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20081212nt0e.htm