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2008年12月12日(金) 18時00分

バングラデシュにタージ・マハルの巨大レプリカインド新聞

 バングラデシュの首都ダカ近郊に建てられたタージ・マハルのレプリカが話題を呼んでいる。

 実業家のアサヌラ・モーニ氏が5,800万ドル(約51億6,200万円)を投じて建設したもので、9日にオープンしたばかり。すでに何千人もの観光客が訪れているという。

 モー二氏は1980年にインドのアーグラにあるタージ・マハルを訪れた際、母国にレプリカを建てたいと思ったという。以後、アーグラを合計6回訪問して準備を進め、インドから多数の設計者や建築工を招いて7年越しに完成させたという。

 レプリカをつくった動機として、モー二氏は「バングラデシュには観光でアーグラまで行ける人は少ない。そんな彼らにもタージマハルを見て欲しかった」と語る。なお、入場料は設けているが、商業目的で建てたものではないという。

 法律や建築の専門家からは「建築物のレプリカを無許可でつくることは法律的にも道徳的にも問題あり」という声も上がっているが、モーニ氏は「寸法は同じではない。また、建設材料も現地の気候を考慮し、石材だけでなく青銅なども使った。本物通りにつくるなら、2万2,000人の作業者を20年間雇わなければいけない」と反論する。

2008/12/11 20:12(ダカ発)PTI

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081212-00000003-indonews-int