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2008年12月12日(金) 20時31分

米証券社員がインサイダー取引 証券監視委が課徴金勧告東京新聞

 未公表の公開買い付け(TOB)情報を基にインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会は12日、金融商品取引法などに基づき、米証券大手ゴールドマン・サックス(GS)日本法人の社員だった日本人に23万円の課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告した。 証券会社在職中にインサイダー取引をしていたとして課徴金命令の対象となるのは初めて。社員は不正取引後にGS社を退社している。

 監視委によると、元社員は在職中の2006年7月下旬、ジャスダックに上場していた「レックス・ホールディングス」の経営陣が自社株のTOBを予定していることを知り、同11月8日に同社株を1株21万4000円で計17株買い付けた疑い。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008121201000731.html