【ストックホルム１２日共同】ノーベル物理学賞を受賞した小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授（６４）、益川敏英・京都大名誉教授（６８）、化学賞の下村脩・米ボストン大名誉教授（８０）の３氏が１２日午前（日本時間同日夜）、ストックホルムのノーベル財団で、賞金を受け取る手続きを済ませた。
小林さんらは、それぞれ夫妻で財団を訪問。１０日の授賞式の後に預けていたメダルと賞状も受け取った。益川さんは疲れた表情で「終わりました。今回のことで、物理学にあこがれを持つ若者が増えれば、それに越したことはない」と話した。
賞金は１０００万クローナ（約１億１５００万円）。物理学賞では、半分は南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授（８７）が、残りを小林さんと益川さんが等分する。化学賞は下村さんと２人の共同受賞者で３等分する。