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2008年12月12日(金) 19時51分

皇居の堀に別の爆弾投げ入れ 元陸上自衛官を追起訴東京新聞

 東京都千代田区の皇居に向けて火薬入りの消火器が発射された事件で、東京地検は12日、皇居の堀に別の爆弾を投げ入れたとして、爆発物取締罰則違反(使用・所持)の罪で元陸上自衛隊員の小川俊之被告(34)を追起訴した。

 地検によると、小川被告は「爆発で人が驚くのを見て、自己顕示欲を満たしたかった」と供述しているという。

 起訴状によると、小川被告は9月9日午前、横浜市の沖合に泊めたボート内で、爆薬約540キロを詰めたポリタンクを所持した。さらに同18日未明、ドラム缶2本に計約80キロの爆薬を詰めた爆弾を皇居「桜田濠」に投げ入れたとされる。

 ドラム缶爆弾は9月18日午前8時に爆発するように時限装置が付けられていたが、警視庁が爆発前に回収したという。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008121201000687.html