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2008年12月12日(金) 00時00分

局長も自転車で移動 広島市中国新聞

 局長も自転車で—。広島市は来年1月5日の仕事始めから、公務での近距離移動は原則として公用車を使わず、徒歩または公用の自転車と定める。対象は市長、副市長を除く本庁舎(中区)勤務の局長級以下で、近く職員に通知する。地球温暖化対策に加え、経費節減や健康増進も狙いで、全国の自治体でも珍しい試み。

 市によると、これまで本庁の各課がそれぞれ管理、使用している公用自転車計71台を、企画総務局総務課が一括管理。雨天や時間的な制約などの例外を除き、本庁から半径2.5キロ以内は徒歩か自転車、公共交通機関とする。自転車は駐輪場の警備員室で鍵を受け取って使用する。

 対象エリアには広島県庁、JR広島駅、県立広島病院、西区役所、南区役所などが含まれている。公用自転車には「自転車を積極的に利用しCO2を削減しましょう」と記した小旗を掲げる。市長と副市長は、従来通り公用車を使うという。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812120013.html