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2008年12月12日(金) 00時00分

拉致被害者の兄が解決訴え中国新聞

 北朝鮮による拉致問題を考える集会が11日、松江市大庭町の立正大淞南高校であった。拉致被害者の松本京子さん=当時(29)=の兄孟さん(61)=米子市=たちが「問題に関心を持ち続ければ必ず解決する日は来る」と全校生徒約250人に呼び掛けた。

 京子さんは1977年、米子市の自宅を出たまま行方不明になった。孟さんは「問題を忘れることなく生活してほしい。そうすれば遠からず解決する日が来る」と話した。

 同じく拉致被害者の市川修一さん=当時(23)=の姉龍子さん(62)=鹿児島県=も出席。息子との再会を待ち望んでいた母トミさんが先月、91歳で亡くなったことに触れ「無念だったと思う。被害者の家族は高齢者が多く、時間がない」と訴えた。

【写真説明】「拉致問題に関心を持ってほしい」と生徒に語りかける松本孟さん(左端)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812120003.html