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2008年12月11日(木) 21時09分

原油需要見通し、25年ぶり前年割れ…大幅減産の可能性も読売新聞

 【ロンドン=是枝智】国際エネルギー機関(IEA)は11日、2008年の原油需要見通しを下方修正し、前年比0・2%(20万バレル)減の日量8584万バレルにとどまると発表した。

 原油需要が前年を下回るのは1983年以来、25年ぶりとなる。原油需要見通しの下方修正は4か月連続。世界経済減速の深刻化を踏まえ、11月時点の予想から日量35万バレル減らした。

 供給過剰で原油価格が急落していると主張してきた石油輸出国機構(OPEC)が、17日にアルジェリアで開く臨時総会で、日量100万〜200万バレルの大幅減産を決める可能性が一段と大きくなった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081211-00000058-yom-bus_all