2008年12月11日(木) 21時04分

パートの５４歳女性と判明　小田原の砂浜遺体（産経新聞）

　神奈川県小田原市の海岸で、女性の遺体が砂浜に埋まっている状態で見つかった事件で、遺体は横浜市旭区今宿東町のパート従業員、片川美津子さん（５４）だったことが１１日、県警の調べで分かった。

　事件は１０日、同市国府津の海岸で、近所の男性（５９）が、片川さんが砂に埋められているのをみつけ、小田原署に届け出て発覚。首に絞められたような跡があったことなどから、県警が殺人・死体遺棄事件として調べていた。死因は窒息死だった。

　１１日午前に片川さんと２人で暮らす息子（２２）が「母親が帰ってこない」と旭署に届け出た。８日午後０時半ごろから連絡がつかなかったという。片川さんは息子と別れたときに少なくとも現金約１０万円と携帯電話を持っていたとみられるが、遺体発見時にはなくなっていた。

　また、首に巻かれていたのはビニールひもだったことも判明。ひもには複数の結び目がつけられており、切れにくく細工されたものとみられる。

　県警は、犯人がひもを事前に準備して計画的に殺害に及んだ可能性もあるとみて調べている。

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