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2008年12月11日(木) 12時17分

Yahoo!株主、取締役会にMicrosoftへの検索事業売却を要請ITmediaニュース

 米Yahoo!の株式である米投資会社Ivory Investment Managementは12月10日、Yahoo!取締役会にMicrosoftとの取り引きについて「価値を最大限にする機会を逃さない」よう促す書簡を送ったことを明らかにした。同社は米Yahoo!株の1.5%(2140万ドル)を所有する。

 IvoryはYahoo!に対し、検索事業をMicrosoftに売却すべきと進言。Microsoftが自社とYahoo!の検索プラットフォームの両方を運営し、Yahoo!がアフィリエイトとして、自社ブランドサイトでの検索から得た売り上げの80%を取得するようにすべきと提案している。

 買収金額については、1株当たり24〜29ドルを提案している。

 IvoryはYahoo!に送った文書の中で、Yahoo!がこの条件で検索事業をMicrosoftに売却すれば、150億ドル以上が得られ、EBITDA(税引前利益に特別損益、支払い利息、減価償却費を加算したもの)は年間24億ドルとなり、現在よりも5億ドル増えるとの見積もりを記している。

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