記事登録
2008年12月11日(木) 23時15分

女児への殺意「違います」 千葉女児死体遺棄事件で勝木容疑者東京新聞

 千葉県東金市の保育園児成田幸満ちゃん(5)が遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された勝木諒容疑者(21)の弁護人の副島洋明弁護士は11日、取り調べで幸満ちゃんへの殺意や性的意図について聴かれているとした上で、勝木容疑者が「違います」と接見で否定したことを明らかにした。

 副島弁護士は同日、拘置理由を開示するよう千葉地裁に請求。「拘置理由開示の場で、本人の口から犯罪容疑について話してもらい、虚偽の自白が作成されないようにするため」と話し、来週にも開廷される見通しという。

 また「勝木容疑者は知的障害者であり、罪証隠滅の恐れはない」として接見禁止の決定を取り消すよう同地裁に申し立てた。

 拘置理由の開示とは、逮捕、拘置されている容疑者本人や弁護人らから請求があった場合、裁判所が公開の法廷で拘置の理由を示すことで、容疑者の権利を守るため刑事訴訟法に定められている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008121101000685.html