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2008年12月11日(木) 22時50分

子牛のふんからO157 大阪、天王寺動物園東京新聞

 大阪市は11日、天王寺動物園(同市天王寺区)で臨時公開した子牛1頭のふんから病原性大腸菌O157を検出したと発表した。3日間、来場者が柵越しに触れることができる状態にしていたが、現時点では健康被害の報告はないという。

 園内の動物は通常、公開前に細菌検査の結果を確認するが、今回は「年賀状に子牛の写真を使ってもらう」(宮下実園長)ため、未確認だったという。

 宮下園長は同日、「われわれのミス」と謝罪。「感染の可能性は非常に低いが、子牛を触って下痢などの症状があったら、念のため受診してほしい」と呼びかけた。

 同動物園によると、来年のえとにちなみ大阪府立農芸高校から借りた1頭を、9日から11日午後2時ごろまで公開していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008121101001002.html