記事登録
2008年12月11日(木) 21時04分

溶融炉内かき回す棒曲がる 固化試験、長期中断3度目東京新聞

 日本原燃は11日、試運転中の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で、高レベル放射性廃液のガラス固化体を製造する溶融炉内をかき回す棒が動きにくくなる不具合を受け、テレビカメラで炉内を調べた結果、棒がL字形に曲がっていたと発表した。

 曲がった棒が炉内を損傷した可能性があるとして、原燃は同日、国に報告した。固化体製造再開の見通しは立っておらず、損傷があった場合は修復のために大幅な遅れも予想される。昨年11月に固化体製造が始まって以来、3度目の長期中断は避けられず、来年2月に予定している試運転終了がさらに遅れるのは確実な状況となった。

 原燃は今後、棒を引き抜く方法を検討し、抜いた後に炉の損傷の有無を調べるとともに、曲がった原因を究明する。

 棒は耐熱性に優れた金属製で、炉内は特殊耐火れんがでできているという。原燃は「ここまで曲がるとは考えていなかった」と話している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008121101000548.html