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2008年12月11日(木) 19時24分

中高生の肥満は微減 改善傾向、文科省調査東京新聞

 中高生で肥満傾向にある生徒の割合は2008年度で約1割となり、12−17歳の各年齢とも07年度をやや下回ったことが11日、文部科学省の学校保健統計調査速報で分かった。小学生も10歳を除き各年齢で減少。05年度以前のデータがある小中学生は02年度ごろをピークに改善傾向が続いている。

 調査は5−17歳の小中高校生と幼稚園児延べ約400万人が対象。速報によると、ぜんそくの子どもの割合は小学校3・9%、中学校3・0%で、ともに過去最高だった07年度と比べ、ほぼ横ばいだった。高校生は1・8%、幼稚園児2・7%だった。

 中高生の肥満割合は0・1−0・9ポイント程度減少。高めは15歳の11・5%、12歳の10・9%、17歳の10・5%。14歳は9・3%だった。

 小学生では6歳が4・6%で年齢とともに上昇し、11歳が10・5%。幼稚園児の5歳は2・8%だった。

 平均体重はここ数年、全体的に微減の傾向で身長は横ばい。17歳の男子平均は170・7センチ、63・4キロ、女子が158・0センチ、53・2キロだった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008121101000501.html