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2008年12月11日(木) 22時55分

イラク北部で自爆テロ、55人死亡読売新聞

 【カイロ=福島利之】イラク北部キルクークの食堂で11日、男が自爆、AP通信によると55人が死亡、約120人が負傷した。

 キルクークを巡っては、クルド自治区への編入を目指すクルド人と、これに反対するアラブ人が対立。犯行の背景は不明だが、アラブ人のイスラム過激派がクルド人殺害を狙った可能性が浮上している。

 食堂はクルド人に人気があり、事件当時、クルド人政党「クルド愛国同盟(PUK)」の高官とアラブ人の部族長らが一緒に昼食を食べていたとの情報もある。11日はイスラム教の犠牲祭の最終日で、食堂は家族連れなどで混雑していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081211-00000064-yom-int