記事登録
2008年12月11日(木) 22時23分

大阪府の入試定員取り決めを批判 橋下知事 産経新聞

 大阪府の橋下徹知事は11日の府議会一般質問で、府内の高校入試での「公立7−私立3」という募集定員割合の取り決めを「(私学の)経営者サイドの立場に立った議論。子供たちのためにいいことなのかを根本から議論しなければならない」と批判し、公立の比率を高めるなどの見直しが必要とする考えを示した。

 この発言に対し、大阪私立中学校高等学校連合会は「補助金削減に加え定員枠まで廃止されれば、私学は次々に倒れていくだろう」と反発。

 府教育委員会も「公立の定員増について検討はするが、教室の確保や私立の意向など、さまざまな課題がある」としている。

 大阪府での公私間の定員割合取り決めは昭和60年ごろに始まり、平成10年度入試から7−3で推移。来春の入試では公立で4万4480人、私立で1万9100人を受け入れる計画を立てている。

【関連記事】
「志学」で職業教育日本一へ 大阪府教委
大阪市教委、全小中高への携帯持ち込み禁止を通知
携帯電話追放宣言「高い評価いただいた」 橋下知事が自画自賛
「社会人採用を重視」橋下知事、新規採用の凍結を明言
「国直轄事業負担金支払い見直したい」 橋下知事の発言が波紋

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081211-00000626-san-soci