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2008年12月11日(木) 22時22分

<護衛艦内火災>犯人特定できず…横浜地検が不起訴毎日新聞

 神奈川県横須賀市の海上自衛隊横須賀基地に停泊中の護衛艦「しらね」で起きた火災で、横浜地検は11日「犯人や容疑事実を特定できない」として不起訴(嫌疑不十分)とした。海自横須賀地方警務隊が10月31日、被疑者不詳のまま建造物等失火容疑で書類送検していた。

 火災は昨年12月14日に起き、戦闘指揮所(CIC)約110平方メートルを全焼した。海自の内部調査で冷温庫の無許可持ち込みが判明していた。地検は「冷温庫付近が最も早く燃えだしたことが疑われる」としつつも火元とは断定できず、冷温庫の焼損が激しいことなどから原因を特定する証拠もないと判断した。

 海上幕僚監部広報室は「検察庁の判断に対して話す立場にない。再発防止に万全を期したい」とのコメントを出した。【杉埜水脈】

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