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2008年12月11日(木) 21時56分

<国際チャーター便>国交省が緩和 チケット切り売り容認毎日新聞

 国土交通省は11日、景気後退で落ち込んだ国際観光需要を喚起するため、航空機の国際チャーター便の規制を同日付で緩和すると発表した。

 チャーター便は旅行会社が1機を丸ごと借りるもので、航空チケットは宿泊などとセットの旅行商品として販売される。現在はチケットだけの切り売り(個札販売)はほとんど認められていないが、今回の規制緩和で総座席数の50%まで、路線によっては100%を個札販売が占めることを認める。

 また、旅行会社が発着国以外の航空会社の機材を使ってチャーター便を扱う場合の手続きも簡素化する。

 訪日外国人旅行者数と日本人の海外旅行者数は8月以降、ともに前年割れが続いている。07年の日本発着の国際チャーター便は6238便だったが、国交省は規制緩和で便数を増やし、多様な旅行需要に応えることを目指す。【位川一郎】

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