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2008年12月10日(水) 21時03分

6カ国協議、進展なく休会か=検証方法めぐり溝埋まらず時事通信

 【北京10日時事】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の首席代表会合は3日目の10日午後、個別協議と全体会合を開き、核申告の検証枠組みの文書化を目指して調整を続けた。しかし、具体的方法をめぐって米朝間の溝が埋まらず、交渉は難航。日程を1日延長して11日も議論を続けることになったが、進展が得られないまま休会となる見通しが強まった。
 日本首席代表の斎木昭隆外務省アジア大洋州局長は10日夜、記者団に「検証の具体的方法で一致しない部分があり、議論が収れんしなかった。前進が得られる感じはなかった」と語った。米首席代表のヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)も「進展がなければこのまま休会になるだろう」と悲観的見通しを示した。 

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