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2008年12月10日(水) 13時02分

豊田市:市総合計画見直しへ 市民税大幅減収を見通し /愛知毎日新聞

 豊田市は、法人市民税の大幅な減収見通しをふまえ、今年4月にスタートしたばかりの第7次市総合計画(08〜17年度)を見直すことになった。
 9日の本会議の一般質問で取り上げられ、市は「大幅な減収が見込まれ、総合計画の前期実践計画も大きな影響を受ける。予定通りに実行することは難しい」と答弁した。計画のうち、市民生活と将来のまちづくりに関したものを優先する。事業の選択と集中の徹底を図り、計画を見直す。
 総合計画は今後のまちづくりの方向性を示し、合併や社会情勢の変化に対応する目的で策定した。長期的な展望を踏まえた基本構想と、重点的な取り組みを示す5カ年の実践計画で構成している。
 09年度予算編成方針では、当初、計画への重点的な予算配分を目指していた。しかし、トヨタ自動車など市内の自動車関連企業が大幅な減益となり、09年度当初予算の法人市民税は08年度当初比の9割減で、400億円の減収見通しとなった。このため、総合計画を見直すことになった。【丸林康樹】

12月10日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081210-00000105-mailo-l23