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2008年12月10日(水) 17時01分

替え歌で正しい手洗い/相模原市保健所が「手を洗いましょう」カナロコ

 インフルエンザなど感染症の流行期を控え、相模原市保健所は楽しみながら正しい手洗いを学んでもらおうと、「手洗い歌」を考案した。童謡の「手をたたきましょう」の替え歌で、手の甲や指先など手の隅々まで洗うことで感染症予防につなげる内容。市内の保育園などで取り入れられており、「指導しやすくなった」と好評という。

 手洗い歌は、市保健所保健予防課の若手職員が考案。「誰でも知っている歌」として原曲に「手をたたきましょう」を選んだ。

 歌詞は、二番まで歌い終わると手のひらから指の間、手首まで丁寧に洗える内容。例えば「笑いましょう あっはっはっ」の部分は手の甲を滑り台に見立て「滑り台 ツールツル」に、二番の「怒りましょう うんうんうん」は手首を洗う「腕時計 グールグル」に、それぞれ替えている。

 今月から市内の保育園や幼稚園、福祉施設などに紹介。早速取り入れた市立文京保育園(同市豊町)は「なじみのある歌で、丁寧な手洗いを指導しやすくなった。すぐに覚えて自分で歌いながら手を洗う子供もいる」と効果を実感している。

 市保健予防課は「感染症予防には手洗いが効果的。正しい方法を身に付けてほしい」と替え歌を活用した手洗いを呼び掛けている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081210-00000016-kana-l14