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2008年12月10日(水) 19時49分

裁判員制度の運用を有識者が検証、懇談会設置へ…最高裁読売新聞

 来年5月に始まる裁判員制度を検証するため、最高裁は10日、事務総局に「裁判員制度の運用等に関する有識者懇談会」を設置すると発表した。

 懇談会は、酒巻匡・京大教授(刑事法)、椎橋隆幸・中央大教授(同)、内田伸子・お茶の水女子大理事(心理学)、桝井成夫・元読売新聞論説委員ら8人の委員で構成。来年1月に初会合を開き、以後、2か月に1回のペースで開催する。

 最高裁は制度スタート後、審理日数や公判前整理手続きの期間、裁判員の選任手続きにかかった時間などのデータを集め、裁判員や裁判員候補者へのアンケート調査も行う。懇談会は、それらの結果をもとに、運用上の課題などについて最高裁に助言する。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081128-033595/news/20081210-OYT1T00602.htm