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2008年12月10日(水) 00時00分

「ピカッ」問題で運営改善策中国新聞

 広島市上空に10月、東京の芸術家集団が「ピカッ」の文字を煙で描き、市現代美術館の学芸員が立ち会っていた問題で、美術館を管理する市文化財団は9日までに、運営改善策をまとめた。美術館学芸部門を中心に職員研修を徹底し、ヒロシマへの理解を深める。

 「再発防止改善策」との文書では、美術館の問題点について(1)(芸術家に)明確な助言・指示をしなかった(2)館長をはじめ大半の職員が活動を知らされていなかった(3)被爆者、市民の心情を傷つけることに担当学芸員が思いをはせられなかった—と明記。職員について「被爆・平和に深い認識を持たなければならないが、不十分さが明らかになった」と指摘している。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812100059.html