記事登録
2008年12月10日(水) 20時40分

11月の振り込め詐欺被害、今年最低産経新聞

 11月の振り込め詐欺による被害は対前月比で22・6%減の約12億1600万円となり、今年に入って最少となったことが10日、警察庁のまとめで分かった。認知件数は1065件で、今年のピークだった4月(2218件)の半分以下に減少した。

 まとめによると、1〜11月の被害額は約264億円(1万9084件)。被害は今年1〜9月まで過去最悪ペースだったが、12月も11月の水準で推移すれば、過去最悪だった平成16年の約284億円を下回る見通しだ。

 警察庁によると、年金や税金を還付するといって現金自動預払機(ATM)で現金を振り込ませる還付金詐欺は、11月に前月比で25・8%減の約7100万円(58件)。

 警察庁では「全国の警察でATM周辺での警戒などを強化した結果」とみている。

【関連記事】
ATMでは携帯“圏外” 振り込め詐欺対策で千葉銀
司法の信用が…京都家裁書記官、実務知識を悪用
ディティールに凝った犯行 法実務の知識悪用か 偽造判決事件
残高多い凍結口座を物色か 預保機構の詐欺対策を悪用
家裁書記官、偽造文書で戸籍取得か 極めて精巧な書類

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081210-00000592-san-soci