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2008年12月10日(水) 23時12分

<フェンス直撃>ホームの高校生ら3人重軽傷 JR米原駅毎日新聞

 10日午後1時20分ごろ、滋賀県米原市のJR米原駅の東海道線上りホームで、階段新設工事現場に設置していた防じん用の金網フェンス1枚(約1.8メートル四方、重さ約17キロ)が、ホームを通過中の貨物列車の風圧で吹き飛ばされた。約20メートル離れた場所にいた市内の女子高校生(18)ら3人に当たり、高校生が右足首を骨折、乗客を誘導する女性警備員(58)が右足小指を骨折する重傷を負った。また、岐阜県大垣市の女性派遣社員(33)が足や腕などに軽傷。

 滋賀県警米原署などによると、工事現場を「コ」の字形に囲む二十数枚が、ホームに差し込まれた鉄製パイプ柱(直径3、4センチ)に針金で固定されていたが、うち1枚が吹き飛ばされたという。同署は業務上過失致傷の疑いもあるとみて事故原因を調べている。

 JR西日本によると、フェンスは金網を防音シートで覆った形状で、風圧をまともに受けるという。鉄製パイプ柱とフェンスは、片方が1カ所、もう片方が2カ所、それぞれ針金で固定されていたが、フェンスに針金が付いた状態で飛ばされており、針金の結び目がほどけたらしい。【小林祥晃、豊田将志、後藤由耶】

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