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2008年12月10日(水) 00時00分

米軍機事故に不安の声 岩国中国新聞

 米カリフォルニア州サンディエゴで8日に墜落事故を起こした米軍のFA18戦闘攻撃機と同型機を運用する米海兵隊岩国基地のある岩国市や山口県は9日、情報収集に追われた。市民からは不安の声が挙がった。

 岩国基地では、FA18を計30数機運用。基地報道部は取材に対し、「飛行運用は引き続き通常通り」と答えた。

 同市の市民団体「愛宕山を守る市民連絡協議会」の岡村寛世話人代表は「日本のような住宅密集地なら大惨事になる」と懸念。米空母艦載機の岩国移転に反対する「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」の大川清代表は「戦闘機は日常的に危険な訓練をしている」と事故につながる恐れを指摘、米軍への抗議と移転反対を求める要請文を市と米岩国基地に送った。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812100089.html