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2008年12月09日(火) 05時05分

雅子さま45歳の誕生日、「一つ一つ努力重ねたい」読売新聞

 皇太子妃雅子さまは9日、45歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、感想を文書で発表し、近況などを述べられた。

 「適応障害」の静養が始まって5年。皇太子さまの3度の外国訪問や東宮御所の改修に伴う引っ越しなどが重なった今夏を振り返り、「乗り切るのはとても無理なのではないかと感じることもありましたが、まわりの助けにより何とか無事に乗り越えることができ、安堵(あんど)致しました」と心境をつづられた。

 最近の雅子さまは、11月に国賓の歓迎行事や日本PTA創立60周年記念式典に出席されるなど活動の幅が広がってきているが、その活動について「まだ全(すべ)てのことを十分にできるわけではありませんが、少しずつ色々なことができるようになってきたように感じられ、一つ一つ努力を重ねていきたい」と意欲をみせられた。

 また、東宮職医師団も雅子さまの誕生日に合わせて見解を発表した。「着実に快復(かいふく)」しているとの見方を示す一方、雅子さまの適応障害は「慢性」で具体的な見通しを立てるのは難しく、「長い目で見守っていただきたい」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000007-yom-soci