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2008年12月09日(火) 12時32分

持ち運びやすくて低価格、ネットブックの魅力Oh! MyLife

 私はASUSの「Eee PC」というネットブックを使っています。雑誌やインターネット、テレビなどで「ネットブック」という言葉を目にしたことのある方は多いのではないでしょうか。

 ネットブックとは、「とりあえずインターネットやオフィスソフトが使えて、持ち運びやすいノートブック型のパソコンがほしい」というニーズに応えて生まれたモバイルパソコンのことです。

 一般的なノートパソコンと比べて、性能や機能は劣るが、コンパクトで低価格というのが特徴です。

店頭で触れて即決!

 ネットブックは、必要最低限のものしか入っていないパソコンだから、画面を切り替えたり、ファイルが開くまでの待ち時間が多少は気になるだろうと思っていました。

 しかし、パソコンショップでネットブックを体験してみたときに、キビキビと動くことにとても感動し、そのまま即決してしまいました。

 記者(=岩崎)は、「Eee PC」を購入しました。購入前の候補には、日本エイサーやデルのネットブックもありました。そこで実際に店頭で触ってみて、「日本エイサー」のネットブックのタッチパッドは使いづらかったために、「デル」のパソコンはキーボード配列の違いで候補からなくし、最終的に「Eee PC」を選びました。

 記者は、ネットブックユーザーで日々ネットブックといっしょに移動しています。

 コンパクトで低価格というのは魅力だけど、実際の「使い心地はどうなの?」というユーザーのために、ネットブックの魅力をお伝えします。
持ち運びに適した設計が魅力

 ネットブックは、会社や自宅のデスクに置きっぱなしにして使うものではなく、移動中にメールチェックしたり、ちょっとした打ち合わせにでも気軽に持っていったりするためのパソコンです。

 「もしも、電車の乗り換えの途中にパソコンを地面に落としたら……」

 このような心配がある人は「SSD」搭載のネットブックをおすすめします。ネットブックには、普通のパソコンと同じように、データを保存するための記憶媒体としてハードディスク(HDD)が搭載されているのが一般的です。

 しかし、最近このHDDがさらに進化した、SSD(ソリッドステートディスク)という衝撃に強く、省電力で動く記憶媒体が登場しました。持ち運んで使用されることが想定されるネットブックには、SSDを採用したものも多く見られます。

 実際、私が使っているASUSが生産・販売している「Eee PC」にもSSDが搭載されています。(「Eee PC」にはHDD搭載のモデルもあります。2008年11月現在)

 2008年1月に国内で販売がスタートした「Eee PC」は、いわば日本の「元祖ネットブック」です。初代のモデルには、SSDが搭載されていましたが、その容量は4GBしかありませんでした。

 同時期に店頭で販売されていたノートパソコンに搭載されているHDDの容量(80〜120GB)に比べると極端に少なく感じますが、「インターネットやオフィスソフトが使えればいい」というのであれば、十分なのです。

 SSDの長所は衝撃に強く、省電力で動くという点、短所はHDDと比べて記憶容量が少ない点です。しかし、SSDに注目が高まっている最近は、最新機種が発売されるたびに容量が増加している傾向があります。

 気軽に持ち運んで、インターネットを使いたいときや、メールをしたいとき、ワードやエクセルなどの文書をつくりたいときに、さっととりだして使えるネットブックの魅力が少しでも伝われば幸いです。

 次回は、これからネットブックの購入を考えている方へ、実際にネットブックを購入した経験から、オススメネットブックや、買う時のポイントなどをお伝えします。

(記者:岩崎 大貴)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000002-omn-mobi