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2008年12月09日(火) 12時27分

安価に録画環境が実現できる液晶テレビOh! MyLife

 2008年7月、引っ越しを機に、約10年間使っていた4:3の20型ブラウン管テレビを処分した。それまでの記者(=米谷)はあまりテレビ番組を観ず、テレビの主な用途はDVD鑑賞やゲームをするのに使っていた。ここ数年は自宅でゲームをプレイすることも少なくなり、DVDはパソコンで観られたため、テレビがなくなっても不便は感じていなかった。

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 しかし、テレビのない生活になって2カ月が過ぎたころ、10月から始まるテレビ番組がどうしても観たくなり、急にテレビがほしくなった。各メーカーの液晶テレビを比較検討した末に、東芝の42型液晶テレビ、REGZA 42ZV500を購入した。9月のことだった。

 記者がREGZAのZV500シリーズを選んだ理由は、以下の特徴が気に入ったからだ。

(1)安価にハードディスク録画ができる
(2)フルHD画質のキレイな映像
(3)ネットワークにつなげばパソコンにも録画できる
(4)Eメールで録画予約ができる

 (1)の「安価にハードディスク録画ができる」というのは、REGZAに市販されているUSB接続の外付けハードディスク(HDD)を接続すれば、そこに録画が可能になる。ブルーレイ(Blu-Ray)などのレコーダーがなくてもいいのだ。録って観るだけであれば、十分だし、何よりも安いのがうれしい。今やUSB接続の外付けHDDは、家電量販店で1TB(=1024GB)の大容量で、2万円以下で売られているものもある。

 (2)の「フルHD画質のキレイな映像」というのは、フルハイビジョンと呼ばれる走査線が1080本以上の映像のことだ。デジタル放送のハイビジョンには2種類あって、走査線720本のハイビジョン映像と区別するために、「フル」を付けて呼ばれている。長く使うだろうし、どうせ買うならキレイな映像を映せる方がいいだろう。

 (3)の「ネットワークにつなげばパソコンにも録画できる」というのは、Windowsでファイル共有(もしくはSambaサーバ)を構築していれば、そこに録画もできるということだ。複数台あるパソコンを、有効活用できそうなところに魅力を感じた。

 (4)の「Eメールで録画予約ができる」というのも、外出先で映画やスポーツ番組を「録画しとけばよかった……」と後悔した思い出があるので、あったらいいなと思った。

 ほかにもたくさんの機能があるが、購入の決め手になったのは上記の点だ。画質は好みがあるので一概には言えないが、実際に売り場で他メーカーの同等の製品と見比べても引けを取らなかった。

■42型にした理由(ひとり暮らしの8畳間だけど…)

 次に、42型を選んだ理由も紹介したい。記者はひとり暮らしであり、テレビを置く部屋は8畳の広さである。同じ部屋には、セミダブルサイズのベッドや、パソコンが置かれた幅130センチのデスク、クローゼットなどの家具を置いている。そんな部屋に42型のテレビなんて、大きすぎると思われるかもしれない。購入前は、記者もそう思っていた。

 気になったZV500シリーズには、37型と42型の2モデルがあった。購入前にREGZAのサイトやパンフレットを見て外寸を把握し、37型でも42型でも物理的には置けることは分かった。

 ちなみにREGZAサイト内にある、各サイズが分かりやすく比較説明されているページが参考になった。

 上記サイトに書かれているのは、「6畳の部屋なら最適サイズは42型」ということだったので「えーっ」と思ったが、このサイトを教えてくれた大画面液晶テレビを所有している友人も42型で問題ないという意見だった。

 記者の実家では数年前の37型液晶テレビを使用している。友人宅や実家に共通するのは、そこには家族もいて、テレビを置いている部屋も記者の部屋より広い。だから大きなテレビを使うのは分かるが、記者の部屋にはそこまで大きなテレビは必要ないと感じた。

■さほど大きく感じない大画面液晶

 そこで実物を見て実感を得ようと思い、価格も調べようと、何度か量販店に足を運んだ。37型テレビの実物は、さほど大きく感じなかった。

 これは、液晶テレビの寸法が、16:9サイズだからかもしれない。以前使っていたブラウン管テレビの寸法は、4:3サイズだった。

 これならZV500シリーズで問題ないと決めた。

■最後の決め手、価格も念入りにチェック

 購入した9月ごろは、ちょうど次期モデルの発表直前で、現行モデルの価格が安くなっていた時期だった。

 9月初めからZV500シリーズの価格動向を、各通販サイトや価格情報サイト、量販店の店頭でチェックしていた。その時の調査結果では、37型が13万円台、42型が16万円台だった。37型と42型の価格差が約3万円なら42型の方がいいと思った。

 テレビを買う目的が10月から始まる番組を観るためだったのもあるが、前述の通り記者にとって魅力的な機能を搭載しつつも十分に安くなっていると判断して、9月末、秋葉原の家電量販店で購入に踏み切った。

■想像以上の使い勝手、満足できる買い物だった

 REGZA購入後、実際に自宅に置いてみると、量販店で感じた感覚はさほど間違っていなかったと分かった。

 8畳間の壁際にREGZAを置いて、2メートルくらい離れた反対側の壁から見てみると遠すぎず近すぎず、42型の迫力を十分満喫できる距離だった。それはちょうど前述のREGZAのサイズ比較ページに書かれている最適視聴距離に近かった。

 すぐに外付けハードディスクをつないで、たくさん録画している。同時に2番組を録画できないことや、画質を落として長時間録画する機能がないなど、録画専用機には劣るが、録画中にほかの番組を観たり、すでに録画してある映像を観ることはできるので十分満足している。

 ネットワークにも簡単につなげたが、ちょっと使いにくかった。Eメールの録画予約は、まだ使っていない……。

 ブラウン管のテレビと比べて、スイッチを入れた後、画面が表示されるまでや、操作できるようになるまで時間がかかるが、これも、以前と違うというだけで、そこまで気にならない。

 「こうすれば、もっと便利になるのに」という点はいくつか挙げられるが、普段使っている分には、不便に感じないことばかりだ。それどころか、実際使ってみると、想像をはるかに上回った使い心地で満足している。

 しかし、まだ地デジ視聴でしかREGZAを使っておらず、HDMI出力機器をつないだフルHDを満喫できていない。いつかブルーレイ機器やPLAYSTATION3を接続し、REGZAの高画質をもっと堪能したいと思っている。

(記者:米谷 俊晃)

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