千葉県東金市の路上で保育園児成田幸満ちゃん（５）が遺体で見つかった事件で、逮捕された勝木諒容疑者（２１）とみられる男が今年４月、自宅マンション前の路上で、通り掛かった小学四年生の女子児童（１０）に声を掛け、追い回していたことが９日、分かった。
女児の家族は、９月の事件発生直後にこの不審者情報を東金署捜査本部に伝えていた。６日に逮捕された勝木容疑者の報道映像を見た女児が「（声を掛けたりしたのは）この人」と話し、家族が届け出た。捜査本部は、声を掛けて女の子を誘う経緯が幸満ちゃんの事件と類似しているとみて関連を慎重に調べている。
女児の家族によると、男が声を掛けたのは今年４月下旬の夕方。マンション前の路上を通り掛かった際、「よそのうちの子だよね」などと声をかけ、腕を引っ張った。女児が腕を振りほどいて近くのコンビニに逃げ込むと、男は外から中をうかがった。怖くなった女児が外に飛び出し近くの祖父の経営する店に駆け込むまで、後ろを付いてきたという。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081209-OHT1T00190.htm