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2008年12月09日(火) 13時26分

仙台市長、タクシー券50枚を第三者にスポーツ報知

 仙台市の梅原克彦市長が行き先を書かずに多額のタクシーチケットを使用した問題で、梅原市長は9日、就任以降の約3年間でチケット約50枚を第三者に使わせていたことを明らかにした。これまで第三者への譲渡を否定しており、虚偽の説明との批判も出そうだ。

 梅原市長によると、チケットは市政に関係する会合などの出席者に渡し、私的流用はなかったとしている。

 市長は当初、第三者への譲渡を否定したことについて「(渡した)相手への配慮だった」と釈明。「事実と違っていたことについては率直に受け止め、おわびしたい」と述べた。

 一方で、今後も第三者に渡すのかどうかを報道陣が尋ねると「ルールを順守して、経路などを記入する」と述べ、継続する姿勢を示した。

 これまで市長は「すべて自分が公務で使用し、機密保持のため行き先を記載しなかった」と説明。しかし、市長の出張中に仙台市で市長名義のチケットが使われていたことが判明した。

 梅原市長は、使用したチケットのうち、行き先を記していない約221万円分全額を市に返納している。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081209-OHT1T00164.htm