関西大(大阪府吹田市)の学生らによる大麻密売事件で、麻薬特例法違反と大麻取締法違反の罪に問われた元関大生市川聖被告(24)に、大阪地裁(和田真裁判長)は9日、懲役3年2月、罰金100万円、追徴金約1000万円の判決を言い渡した。
求刑は懲役5年、罰金100万円、追徴金約1000万円だった。
判決によると、市川被告は昨年12月からことし5月にかけ、多数の常連客に大麻計約2キロを有償で譲り渡したほか、5月8日、自宅で大麻約21グラムを所持した。
電話で注文を受け、「警察官がいない」と大学内で、関大生のほか高校生に渡していた。また、11月に神戸地裁で有罪判決を受けた同志社大の女子学生(22)の大麻入手にかかわった無職柳原広大被告(24)ら数人から大麻を譲り受けて密売を繰り返し、約1000万円の利益を上げていた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081209-OHT1T00129.htm