麻生首相、支持率急落「これはすべて私の責任だ」（スポーツ報知）

2008年12月09日(火) 01時54分

　麻生太郎首相は８日夕の自民党役員会で、内閣支持率の急落に関し「これはすべて私の責任だ」と明言した。その後、官邸で記者団に「政局より政策ということに全く変わりはない。予算案をきちんと仕上げるのが政策だ」と述べ、２００８年度第２次補正予算案や０９年度予算案の早期成立に全力を挙げる考えを示した。

　内閣支持率については「厳しい数字だ。景気、特に雇用対策が不十分だという意見だと思っている。きちんとした政策でそれに応えていく」と経済政策に最優先で取り組む方針を強調した。

　同時に「今、特に閣僚が（問題がある）という話はないから、基本的にそう（自らの責任と）考えるのが順当だ」と述べ、自らの政権運営が支持率急落を招いたとの認識を表明した。

　与党内で「麻生離れ」が進んでいるとの指摘に対しては「いろんなご意見があるというのを聞かされることはあるが、そういったご意見もあることを踏まえて対応する」と述べるにとどめた。