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2008年12月09日(火) 23時42分

「ニゴロブナの日」制定を申請 滋賀・高島市産経新聞

 2月5、6、7の3日間を語呂合わせで「ニゴロブナの日」とすることを滋賀県高島市が決め、日本記念日協会(本部・長野県佐久市)に登録を申請している。ニゴロブナは琵琶湖の固有種で、名産のふなずしの原料。来年、この3日間の日程で全国エコツーリズム大会が同市で開かれることになり、「いっそ記念日に」との話が進んだ。

 6町村合併で平成17年に誕生した高島市は、地域に残る自然や伝統的な生活文化を活用した観光のあり方「エコツーリズム」を地域産業にしようと力を注いでいる。環境省のエコツーリズム普及モデル地区にも選定されており、日本エコツーリズム協会(東京)が、設立10周年を記念して全国4カ所で開く大会の開催地の一つに選ばれた。

 大会初日の2月5日に京都嵯峨芸術大学の真坂昭夫教授が「淡水文化圏高島からの新観光宣言」と題して講演。6、7日は食をキーワードに「湖漁師の賄い料理」や「奥山に生きる猟師の味」など6種類のエコツアーを用意する。

 市商工観光課は「ふなずしの原料であるニゴロブナの記念日を、地域の生活文化を見直す日にしたい」と意気込んでいる。問い合わせは同課(電)0740・25・8518。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000612-san-soci