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2008年12月09日(火) 12時00分

不審者:怪しい訪問者「定額給付金を代理受領します」−−相模原 /神奈川毎日新聞

 ◇消費生活センター注意呼びかけ
 政府が経済対策に国民への交付を検討している「定額給付金」を引き合いに、相模原市で個人情報を聞き出そうとする不審な男が現れたことが8日、相模原消費生活センターへの相談で分かった。センターは「定額給付金に関し、国が個人情報を聞くことはない」と注意を呼びかけている。
 センターによると11月中旬、同市の80代男性方に男が訪れ、「定額給付金を代わりに受領してあげます」と書類を渡した。男性はその書類に署名・押印したが、怪しいと思い返し、再び訪ねてきた男に書類を返却させた。実害は確認されていない。
 センターの担当者は「単に個人情報を取得するためなのか、振り込め詐欺のためなのか、目的はわからない。『定額給付金』という言葉に惑わされてはいけない」と話している。
 県警には今のところ同様の不審者情報は寄せられていない。【池田知広】

12月9日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000053-mailo-l14