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2008年12月09日(火) 21時28分

元若ノ鵬、早期帰国も…東京高裁が即時抗告を棄却読売新聞

 大麻事件で日本相撲協会から解雇された元若ノ鵬(本名=ガグロエフ・ソスラン)(20)が「処分は重すぎる」として、同協会に力士としての地位確認を求めた仮処分申し立てについて、東京高裁(吉戒修一裁判長)は9日、元若ノ鵬側の即時抗告を棄却する決定をした。

 元若ノ鵬の代理人弁護士によると、決定は、解雇処分について「(権利の)乱用とは認められない」とする一方、「重大な懲戒処分であり、本来なら力士本人に弁明の機会を与え、処分基準の明確化など適切な整備が図られることを期待したい」と付け加えたという。

 この問題では、東京地裁が10月30日、仮処分の申し立てを却下し、元若ノ鵬側が即時抗告していた。

 弁護士は「元若ノ鵬は生活費の問題もあり、早期の帰国も視野に入れている」とコメントしている。

 日本相撲協会側は「弁護士と相談して、対応したい」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000056-yom-soci