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2008年12月09日(火) 21時27分

<整備新幹線>着工求め決議…自民調査会毎日新聞

 自民党の整備新幹線等鉄道調査会と整備新幹線建設促進議員連盟は9日の合同会議で、北海道(新函館−札幌)、北陸(金沢−敦賀)、九州(諫早−長崎)の未着工3区間について、09年度に建設を認可し着工するよう政府に求める決議をした。また、建設財源を捻出(ねんしゅつ)するため、工期はおおむね10年などとした現在の枠組みを見直すことも求めた。

 未着工3区間の建設には2兆数千億円が必要とされるが、国土交通省の試算では最大6000億円しかめどが立たず、着工時期は決まっていない。このため、工期を延ばし公共事業費の投入を増やす案が自民党内で浮上した。同議連の長勢甚遠事務局長は記者団に「工期を15年に延ばせば(財源が)約6000億円増える」と述べた。

 一方、金子一義国土交通相は9日の会見で、工期10年の枠組みを「堅持したい」と述べた。

【位川一郎】

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