記事登録
2008年12月09日(火) 21時02分

<景況判断>全10地域で悪化…経産省が下方修正毎日新聞

 経済産業省は9日、全国10地域すべての景況判断を下方修正した。全地域の下方修正は、02年2月以来6年10カ月ぶり。

 9日の拡大経済産業局長会議で報告した。これを受け経産省は、全国の基調判断を前回(9月)の「ばらつきがあるものの総じて弱い動き」から「一段と弱い動き」に下方修正した。下方修正は01年3月の調査開始以来、最多の5回連続となる。

 地域別では、自動車など輸出型産業の業況が急激に悪化した東海(愛知、岐阜、三重県)地方について「一段と弱含んでおり、先行き下ぶれを懸念」と判断。関東地方でも輸送機械や一般機械の需要の落ち込みで業況の悪化が大企業から中小企業にも波及しているとした。【坂本昌信】

【関連ニュース】
代替エネルギー:業種ごと導入目標 経産省小委
冷水筒:やけどなど重傷事故3件 経産省が注意呼びかけ
代エネ法改正:代替エネルギー、業種別導入目標−−経産省小委
太陽光発電:公共施設などへ拡大 経産省が行動計画
アクリル製冷水筒:やけど負う重傷事故 経産省が注意呼びかけ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000136-mai-bus_all