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2008年12月09日(火) 20時48分

年末の資金繰り支援、政府が低利融資制度を導入読売新聞

 政府は9日、中小企業だけでなく、大企業や中堅企業の年末の資金繰りを支援するため、民間金融機関に比べて低い金利で融資が受けられる公的融資制度を今月から導入すると発表した。

 低利融資は、日本政策金融公庫が金融不安や大規模災害に対応するために設けている「危機対応円滑化業務」を活用する。期間は2009年度末まで。金融危機の影響で、企業が社債を発行して資金調達する手法が次第に困難になっており、低利融資枠は1兆円規模になる可能性もある。

 資金繰りが急激に悪化した企業を対象とし、実際の貸し付け業務は日本政策投資銀行などを通じて行う。当初は政策金融公庫の既存の資金を活用するが、必要に応じて融資枠を拡大する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000052-yom-bus_all