記事登録
2008年12月09日(火) 20時15分

<Jリーグ>国内移籍金撤廃を検討へ…選手協会から改正要望毎日新聞

 Jリーグは9日、東京都内で実行委員会を開き、国内移籍の際に生じる移籍金の撤廃を検討することを決めた。現行ルールでは最大で平均基本年俸の10倍分の移籍金が発生するが、選手協会から、契約満了選手は移籍金なしで獲得できる国際基準に合わせるように要望が出ていた。

 Jリーグの羽生英之事務局長は、中小規模のクラブを中心に「育てた選手をビッグクラブに持っていかれ、2極化が進む恐れがある」と懸念の声が大きいことを紹介したうえで、「今の日本のルールは(移籍の自由化を決定づけた95年の)ボスマン判決以前に作ったルール。来年か再来年に国際基準に合わせなければならなくなることも覚悟している」と語った。その場合は「段階的に移籍係数を下げるとか、経営サイドに与える影響が少ないやり方も考えていく」とした。

 また、21歳以下の選手の出場機会を増やすための検討プロジェクトを年内に立ち上げることも決めた。【安間徹】

【関連ニュース】
J1:東京ヴ、異例の大量解雇
Jリーグ:サポーターもフェアプレー 試合前に「宣誓」
東京V:若手年俸は「居酒屋のバイト並み」
J1:降格、経営危機、解雇…東京V暗黒時代へ
サッカー:Jリーグ サポーターもフェアプレー 横浜FC、大学生主導で「宣誓」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000120-mai-socc