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2008年12月09日(火) 20時03分

ご公務軽減が喫緊の課題に 天皇陛下 産経新聞

 天皇陛下は今月23日のお誕生日で75歳になられるが、日々のご生活は現在も極めて多忙だ。

 陛下のお仕事には憲法で定められた国事行為のほか、公的な行事へのお出ましや外国への公式訪問、宮中祭祀(さいし)などがある。

 国事行為には閣僚の認証や法律の公布などがあるが、陛下が国事行為に関する書類に署名、捺印(なついん)された件数は昨年1年間で1000件を超えた。また、昨年公務で訪問された地方は10道府県にも上った。新嘗(にいなめ)祭などの祭祀にも熱心に取り組まれている。

 秋篠宮さまは11月20日、お誕生日に先立つ宮内記者会との会見で、陛下のお仕事の量を今年1月から10月までと昨年同期と比較して「決して昨年より今年が少なくなっていることはなく、むしろ昨年より多いぐらい」とご発言。「一つ一つの行事の中身を変えてご負担軽減につなげていけるのではないか」と提案されていた。

 金沢一郎皇室医務主管も「陛下はこれまでいろいろなことに心を使われ、ご心労やご心痛に耐えていらっしゃる。これが大きな問題」と述べており、陛下のご負担軽減は待ったなしの課題だ。


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