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2008年12月09日(火) 19時23分

<日本郵政>10年度株式上場、社長「事実上難しい」毎日新聞

 日本郵政の西川善文社長は9日の衆院総務委員会で、早ければ10年度としてきた株式上場について、「市場の環境を考えると、事実上難しくなってきている」と述べた。西川社長はこれまで、早ければ10年度、遅くとも11年度の上場を目指すとの方針を示していた。

 同時に、西川社長は「今後の推移を見ながら検討していく」とも述べ、市場の混乱が収束すれば10年度の上場もありうることを示唆した。自民党の森山裕衆院議員の質問に答えた。

 また、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の金融2社が完全民営化されると、郵便局会社への業務委託をやめるのではないかとの懸念があることについて「例えば20年間の長期契約を結ぶことも可能」と説明。郵便局での金融サービスを長期的に継続していく考えを示した。【前川雅俊】

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