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2008年12月09日(火) 19時14分

香港の養鶏場で鳥インフル検出、9万羽を処分読売新聞

 【北京=竹内誠一郎】香港政府は9日、香港と中国本土との境界に近い元朗地区の養鶏場で、鶏の死骸とふんから、鳥インフルエンザウイルスH5型が検出されたと発表した。現時点で養鶏場の経営者と従業員に感染の兆候はないという。

 経営者は、鶏約60羽が異常死したため、当局に通報。政府は周辺3キロを防疫区に緊急指定し、この養鶏場の鶏と市場に流通した鶏の計約9万羽を処分するとともに、今後3週間にわたり、家禽の輸入と養鶏業者からの出荷を停止する。

 香港では今年6月にも九竜半島や香港島の市場で鶏のふんなどから同ウイルスが検出されているが、養鶏場で見つかったのは2003年以来という。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000040-yom-sci