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2008年12月08日(月) 16時39分

高尾山ハイキングとお買い物Oh! MyLife

 気温が下がり、晴天が続いているので、高尾山頂から富士山を確実に見ることができそうな11月21日金曜日の早朝に、出掛けた。

 京王線の高尾山口(たかおさんぐち)駅(標高201m)から山頂(599m)まで歩いて登る気なら、始発電車で行ってもいいのだが、私は体力に自信がないので、ケーブルカーを利用して、470m地点から歩くことにする。

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 ただし、下山は、歩くつもりなので、ケーブルの片道切符を買う。470円(往復なら900円で、リフトを利用してもいい)。ケーブルカーの始発は8時。15分前にすでに30人くらいが並んでいる。リフトはまだ動いていない。

 勾配(こうばい)31度18分は、ケーブルカーとしては日本一だそうだ。黄色の車体に赤を配した「もみじ」号と、緑を配した「あおば」号が、中間地点ですれ違う。その部分だけが、レールが複線になっている。トンネルが2カ所ある。

 この2両は40年愛されてきたが、この12月7日をもってリタイアする。12月23日から、新しい車両が客を運ぶことになる。

 高尾山は、奈良時代から修験道の聖地として知られていた。天狗(てんぐ)が出る、ということで、黒豆あんの「天狗焼」という、たい焼きのようなのが名物のひとつだ。1個120円。ケーブルの山上改札を出たところに店がある。

 薬王院のお守りとか、豆菓子とか、山野草の絵はがきとかは、まあ、特に珍しいものでもない。

 ふもとの商店街では、とろろそばが名物だ。そばを食べられる店は10軒くらいある。お土産の「ごぼうせんべい」は、香りがいい。試食して選ぼう。

 とろろ芋や自家栽培の「なめこ」を買いたければ、人通りの少ない、国道20号の向こうの「日光屋」が安い。ここでは、「山芋の天ぷら」のそばが食べられる。この店は、全然ムードがないから、デート向きではないが。

 高尾山口駅前の広場には、大きなイチョウの木が並んでいて、雌の木の下には、ギンナンがたくさん落ちている。

 高尾山は東京近郊の手軽なハイキングコースとして有名なので、平日でも結構込んでいる。

 この時期、ケーブルカーに乗るのに1時間も待ちたくなければ、できるだけ早起きして、9時までにはチケット売り場に着くようにしよう。

(記者:安住 るり)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081208-00000006-omn-l13