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2008年12月08日(月) 00時58分

雪の金沢城に「夢のたね」まき、夜空に舞うLEDの光読売新聞

 子どもたちが植物の種子をかたどった紙と発光ダイオード(LED)で作った「夢のたね」約1万3500個を、気球から地上にまく芸術イベントが7日夜、金沢市の金沢城公園で行われた。

 赤、白、青に光る「たね」が夜空を舞い、前日からの雪が積もった広場を幻想的に染めた。

 金沢の街中にある商店街や神社、空き家などを舞台に繰り広げられた市民参加型の大規模展覧会「金沢アートプラットホーム2008」(金沢21世紀美術館主催)の最終日に、京都・二条城のライティングなどを手がけてきたアーティスト高橋匡太さん(38)が企画した。

 「たね」は、10月から市内50か所以上で開かれたワークショップに参加した子どもたちが作成。「サッカー選手になりたい」「家族みんなが健康でいれますように」などの夢が書き記されており、高橋さんは「一つひとつの夢を書いた人の気持ちに思いをはせてほしい」と話していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081208-00000001-yom-soci