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2008年12月08日(月) 17時40分

原油派生取引で特商法違反 「ベルテックス」に業務停止命令産経新聞

 海外で原油先物を取引する権利を売買する「オプション取引」で、原油高を背景に「いま取引をすれば絶対もうかる」「1週間や10日で20〜30万円もうかる」などと高齢者らにうそをいって勧誘したとして、経済産業省は8日、特定商取引法違反(不実告知など)で、「ベルテックス」(東京)に対し、10日から9カ月間の業務停止を命じた。

 海外商品先物のオプション取引は昨年7月施行の特商法の改正施行令で規制対象となり、今回が初の行政処分。

 経産省によると、ベルテックスは、営業員が高齢者宅などへの電話や訪問で「今年はオリンピックもあり、夏にかけて原油価格が確実に上がる」「損をしても、預けたお金以上の損はない」と勧誘。今年8月時点で、約350人から約15億円を預かったという。

 ベルテックスは「コメントは差し控えさせていただく」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081208-00000556-san-soci