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2008年12月08日(月) 15時43分

図書館のインターネットサービス、当たり前の時代にjapan.internet.com

1年以上前のニュースだが、国会図書館が大正時代の図書約1万5,700冊をデジタル処理し、ネットの「近代デジタルライブラリー」で公開するという発表を行っている。著作権の切れた文献はほぼすべて、公共の図書館でデジタル処理し、公開するのが理想だと思うが、現実はどうだろうか。

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インターネットコム株式会社とアイブリッジ株式会社 リサーチプラスが行った「図書館とインターネット」に関する調査によると、ユーザーの5割強が公共の図書館を利用、また、このうちの8割強が、図書館のインターネットでのサービスは必要だと考えていることがわかった。

調査対象は、全国20代から60代の男女300人。男女比は、男性43.3%、女性56.7%。年齢別では、20代13.0%、30代39.0%、40代33.0%、50代9.0%、60代6.0%。

全体300人のうち、公共の図書館を「よく利用する」14.7%(44人)と、「たまに利用する」38.0%(114人)を合計すると、52.7%(158人)になる。

この158人に対して、主に利用する公共の図書館ではインターネットを利用したサービスを行っているかどうか、聞いてみたところ、55.7%(88人)が、「はい」と回答した。

また行っているサービスは、「住所や利用案内などの情報公開」「蔵書検索」「蔵書借り出し予約」が主なようだ。

さらにこの158人のうち82.3%(130人)が、公共の図書館によるインターネットでのサービスは必要だと考えていることもわかった。(調査協力:アイブリッジ株式会社 リサーチプラス)

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公開 | 国会図書館、大正時代の図書を Web で公開、画像はグレースケール化
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