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2008年12月07日(日) 13時29分

「倒閣やるときは腹くくる」=退陣要求の可能性に言及−自民・渡辺氏時事通信

 自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は7日のフジテレビ番組で、失言などで麻生太郎首相の求心力が低下していることに関連し「選択肢としてはいろいろあり得る。倒閣運動をやるときは腹をくくる」と述べ、退陣を求めていく可能性に言及した。
 渡辺氏はこの後、都内で記者団に「(衆参ねじれ国会の)閉塞(へいそく)を打破するには解散・総選挙しかない。来年度予算編成を終え、今国会の最後に解散したらいい」と年内の衆院解散を求めた。
 また、渡辺氏は番組で、政権批判の発言を理由に同党の町村信孝前官房長官から離党を求められたことに関し「『出て行ってもらいたい』という大合唱になれば、そうなる可能性もある」と重ねて表明。同じ番組に出演した民主党の山岡賢次国対委員長は「(渡辺氏の)選挙区には民主党の候補がいない。われわれはウエルカムだ」と述べ、離党に期待を示した。 

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